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赤バラ界の女王変換

お花の世界にも栄枯盛衰がありまして
ここ数年で赤バラ界において王座変換がありました。

赤バラ界の王座に数十年君臨し続けた
ローテローゼと言う品種。

ローテローゼは、日本人が作り出した日本独自の赤バラです。
その特徴は気品高いベルベットの質感
深みのある赤色が他の赤バラの追従を許しませんでした。

しかしながら、この女王も弱点がありました。
それは暖かくなってくると
花持ち、ボリューム、長さが悪くなると言う事でした。

それが数年前にローテローゼの
弱点を克服した赤バラが誕生しました。

それはサムライと言う品種。

花頭の大きさはローテローゼより若干大きく
気品高いベルベットの質感
深みのある赤色はローテローゼそのまま。

多くの生産者もローテからサムライに移行しだし
今年に至ってはローテローゼは希少品種になっています。

今後、日本を代表する赤バラの女王はサムライです。

ただ、個人的には咲き姿がローテローゼは
花弁のカーブが非常に女性的で
一方、サムライは男性的だと感じてます。

こちらがローテローゼ。
201511270608000

これはサムライ。
サムライ

違いが分かる人は花屋でもそういません。

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